お正月はどんな器がふさわしい?
謹賀新年
お正月には、どんな器が相応しいのでしょうか。
お祝いと言うと、赤や、ゴールド、シルバーなどが思い浮かびますが
爽やかで、格調高い、白磁!
草月流、初代家元蒼風先生は、もともとは、まず第一に白磁をすすめています。
(白磁というのは、左のような白い磁器です。作例はお正月花ではありません)。
ちなみに陶磁器には、陶器と磁器があります。
磁器というのは、長石というガラスにも使われる成分が入っていて、高温で焼かれていて、叩くとカーンいう音がします。
磁器と言えば、ウェッジウッドや、ノリタケなどのブランドが有名ですね。
もともと、白磁は、格調高いイメージだったのですね。
先日は、暗い色の磁器を勧めましたが、白い器は爽やかな明るいイメージになります。
左の写真のように濃い目の鮮やかな色の花を入れると、白い器と対比がついて映えるのでおすすめです。
次に、爽やかな、青磁
次に、青磁(青い磁器)。
白っぽい背景のわが家では、今年のお正月は、少し色を入れて青磁で生けていました。
単に、青磁が好きなだけですが 笑
ボケの赤と、青磁で、色の対比ができるので、少し華やかさをプラスしたいときにも、青磁はおすすめです。
また、青の反対色の黄色のお花を生けるときにも、映えます。
古くから中国でも愛された青磁は、爽やかで格調高く、お祝いなどにも使われる器になります。
そのほか、籠(かご)なども新春らしくていいそうです。
そのほか、銀、銅、銅、錫の金属製の花器。
お正月は、実家などに帰る機会も多いですから、古い花器を見つけたら、松などを生けてぜひお正月のお花にチャレンジしてみてください!